パソコンやスマホなどプラットフォームを選ばず、正しく表示できるPDFはアドビ社によって開発されましたが、2007年にオープンスタンダード化。今日では数多くの企業の業務や取引で利用されるようになりました。
時代の流れとともに企業が抱える課題も変わりますが、コロナ禍の影響でペーパーレスへの移行が求められる昨今、PDF活用の重要性はますます高まっています。その一方で必要性を理解しながら改善が進まない企業も存在します。
そこで脱ハンコやテレワーク、電子帳簿保存法で変わる請求書の保存、印刷文書の情報漏洩防止など企業が取り組みたいことにスポットを当て、その実現方法としてのPDF活用の可能性について考察します。
脱ハンコはペーパーレス化やワークフローの見直しによる生産性向上やコスト削減も実現しますが、法的にできないこともあります。一斉にハンコを無くすのではなくPDFソフトを活用し段階的に進めることが必要です。
業務効率化やコスト削減、スペースの有効活用、セキュリティ・安全性強化のために実現したいペーパーレス化。上手く進めるには目的を明確にした上で業務フローを見直し、そこにPDFソフトなど必要なものを揃えます。
新型コロナの影響によりテレワーク導入企業が増えていますが、書類や捺印対応でやむなく出社している実態も。これまでと同じ方法をテレワークで行うのは難しいですがペーパーレス化の実現で多くの課題が解決します。
書類対応を減らし、テレワークを円滑化する方法について詳しく見る
請求書は事業取引の証拠を残すため一定期間の保存義務があります。紙による保管が原則ですが、マイクロフィルムや電子帳簿保存法に定められている要件を満たせばPDFなどの電子データによる保管も認められています。
電子帳簿保存法の改正で注目される
請求書の長期保存について詳しく見る
印刷文書はしっかり管理をしてもちょっとしたミスで情報漏洩が発生するリスクがあります。回避にはICカード認証やセキュアプリントなどコピー機でセキュリティを高めたり、PDFでペーパーレス化する方法が有効です。
ここではペーパーレス化を目指す企業・自治体に向けて、有料版PDFソフトを調査。
PDFの作成・編集/加工・セキュリティといった基本的機能に加えて、安心・安全にビジネスで使っていける機能(※)を持つ“高機能”な製品の中から、企業ニーズに合わせたオススメの3製品を紹介しています。
※タイムスタンプ、電子印鑑/電子サイン機能の搭載&PDF/A、PDF2.0(ISO-32000-2)への対応
今回調査した20製品の内、ペーパーレス化に必要な機能(※1)を持つ製品の中で、最も導入コストの安いSkyPDF Professional 7。そういった機能性やセキュリティ機能、コストパフォーマンスの高さが評価され、様々な企業・官公庁への導入実績を誇ります。
Officeソフト「JUST Office」やワープロソフト「一太郎」と同じメーカーによって開発されたPDFソフト。
そういった連携ソフトから直接PDFを作成・編集できるなど、日常的に同ソフトを使用している企業にとっては、高い業務効率化が図れます。
業界内で圧倒的な知名度・実績を誇るAcrobatシリーズ。中でも同ソフトは、Photoshop、illustratorといったソフトを使用する制作現場のペーパーレス化にオススメ。ソフトの開発元企業だからこそできる、スムーズなPDF変換が期待できます。