PDFはデジタル文書の標準タイプとしてさまざまな業界で利用されています。中でも特に取り扱いが厳しいと考えられるIT・情報通信業界において、その導入の目的やどんな効果が得られているのか活用事例を紹介します。
以前から利用していた米国製のPDFソフトの運用コストがかさんでおり、負担が増えてきたことが導入のきっかけ。また、全社を挙げて取り組んでいる「情報漏えい防止対策」の一環として、提案書や各種の重要書類のセキュリティ強化を行うため、PDFの取扱いをどうするかも含め、業務全体を見直す必要がありました。
そこで、操作が簡単で品質の高いPDFソフトへの乗り換えを検討するに至りました。選定に際しては、これまで使用していたPDFソフトと比較し、コスト削減の企業導入実績があり、情報漏洩防止を実現するセキュリティ機能が搭載されていることがポイントでした。
導入にも費用がかからず、そもそもの目的である、運用コストの大幅な削減が実現。それまで使用していた米国製PDFソフトと比較しても、利用者の利便性を失うことがなく乗り換えできました。処理も高速のため、PDFへの変換待ちストレスも低減し、業務効率も向上しました。
また、パスワードやアクセスコントロールといったセキュリティ機能も充実。情報漏えい防止策を講じたい、という会社の方向性ともマッチしました。また署名やPDF分割・統合など高度な機能により、PDFの利用範囲も拡大。電子文書化によるペーパーレス化推進で、紙の使用量を削減できたことも大きな効果の一つです。
企業理念として「環境経営」を掲げているNECでは、ITを活用したエコ対策や省資源対応などを実践しています。これまでのPDFソフトは導入コストが高く、ファイル変換にも時間がかかっていたため、操作に手間がかからず処理能力にも優れる、新たなソフトへの乗り換えが求められていました。
「操作性の良さ」や「導入コストの低さ」などを基準に新しいPDFソフトを検討しました。採用するにあたり、最終的な決め手となったのは、自社開発で機能追加にも柔軟に対応できることと、サポート体制がしっかりしていることでした。
PDFの活用は「環境経営」を軸として、ペーパーレス化などの環境負荷低減を推進する会社の基本理念に合致。さらにNECでは、本社およびグループ企業61社も含めトータル約24,000ライセンスを導入したことで、数億円規模のコスト削減ができました。
また導入したPDFソフトは、ファイルアクセスに対するパスワード設定などのセキュリティや、PDF分割・統合など高度な機能を数多く搭載しており、低価格ながら業務効率化も実現。希望していた高いコストパフォーマンスについても満足のいく結果を得ることができました。
ここではペーパーレス化を目指す企業・自治体に向けて、有料版PDFソフトを調査。
PDFの作成・編集/加工・セキュリティといった基本的機能に加えて、安心・安全にビジネスで使っていける機能(※)を持つ“高機能”な製品の中から、企業ニーズに合わせたオススメの3製品を紹介しています。
※タイムスタンプ、電子印鑑/電子サイン機能の搭載&PDF/A、PDF2.0(ISO-32000-2)への対応
今回調査した20製品の内、ペーパーレス化に必要な機能(※1)を持つ製品の中で、最も導入コストの安いSkyPDF Professional 7。そういった機能性やセキュリティ機能、コストパフォーマンスの高さが評価され、様々な企業・官公庁への導入実績を誇ります。
Officeソフト「JUST Office」やワープロソフト「一太郎」と同じメーカーによって開発されたPDFソフト。
そういった連携ソフトから直接PDFを作成・編集できるなど、日常的に同ソフトを使用している企業にとっては、高い業務効率化が図れます。
業界内で圧倒的な知名度・実績を誇るAcrobatシリーズ。中でも同ソフトは、Photoshop、illustratorといったソフトを使用する制作現場のペーパーレス化にオススメ。ソフトの開発元企業だからこそできる、スムーズなPDF変換が期待できます。