ペーパーレス化といっても企業によっては業務にあまり影響しないこともあります。そこで銀行や金融関連の業界でこれまで大量の紙文書でビジネスを続けてきた業界がPDF活用でどのように変化するのか事例を紹介します。
世界32か国に1万人近いスタッフがいる(2022年4月時点)クレディ・アグリコル銀行は、フランス経済における金融パートナーであるのと同時に、ヨーロッパで名の知れた小売銀行。社会的責任も大きく、ペーパーレスなワークフロー取り入れることが求められていました。
持続可能な銀行チームが行内で立ち上げられ、主要クライアントをアシストすることを決定。そのためにはペーパーレスだけでなく文書フォーマットがクライアントに受け入れられやすいものである必要がありました。
信頼性の高い文書を提供するため、紙文書からPDFの作成や変換を行えるだけでなく、結合機能やセキュリティ保護機能が充実したPDFソフトを導入。デスクトップ仮想環境で実行するためのテスト版を配布して進めました。
その結果、公式文書が標準化され、自由なファイル閲覧やPDF変換がクライアント側でできるようになり、電子文書へのスムーズな移行を実現。また、紙とプリンター関連の大幅なコスト削減もでき、企業の収益率も向上しました。
Tan Chanは5名の会計士と4名のスタッフで運営する小規模な会計事務所。そういったメンバーがリモートワークにより膨大な業務をこなしており、クライアントからの領収書などの大量の紙文書の取扱いと整理に手間取っていました。
これから業務拡大をするためには、クライアントから預かる機密文書を安全に管理し、検索も簡単にできることが必須。リモートワークが基本なのでオフィス外からも文書にアクセスできる必要がありました。
光学式文字認識(OCR)機能付きのPDFソフトの導入により、領収書や文書をキャプチャしてPDFとして取り込めるようになりました。また、暗号化機能により、クライアント別にパスワードを発行することで、安全性も確保。
さらにクラウドストレージサービスと連携することで、スタッフはどこからでもPDF文書にアクセスが可能。これまでのスキャニング作業にかかる時間や費用が削減され、クライアント対応や新規ビジネスへの取り組みに時間を割けるようになりました。
ここではペーパーレス化を目指す企業・自治体に向けて、有料版PDFソフトを調査。
PDFの作成・編集/加工・セキュリティといった基本的機能に加えて、安心・安全にビジネスで使っていける機能(※)を持つ“高機能”な製品の中から、企業ニーズに合わせたオススメの3製品を紹介しています。
※タイムスタンプ、電子印鑑/電子サイン機能の搭載&PDF/A、PDF2.0(ISO-32000-2)への対応
今回調査した20製品の内、ペーパーレス化に必要な機能(※1)を持つ製品の中で、最も導入コストの安いSkyPDF Professional 7。そういった機能性やセキュリティ機能、コストパフォーマンスの高さが評価され、様々な企業・官公庁への導入実績を誇ります。
Officeソフト「JUST Office」やワープロソフト「一太郎」と同じメーカーによって開発されたPDFソフト。
そういった連携ソフトから直接PDFを作成・編集できるなど、日常的に同ソフトを使用している企業にとっては、高い業務効率化が図れます。
業界内で圧倒的な知名度・実績を誇るAcrobatシリーズ。中でも同ソフトは、Photoshop、illustratorといったソフトを使用する制作現場のペーパーレス化にオススメ。ソフトの開発元企業だからこそできる、スムーズなPDF変換が期待できます。