新型コロナの影響によりテレワークを導入する企業が急速に増えました。しかし古い体質が根強く残る企業の中には思うように進まないケースも。そこでテレワークの課題や解決に必要なペーパーレス化について解説します。
2020年にアドビ社が行った調査によれば、テレワークが導入されても紙書類などの処理対応のためにやむなく出社した経験があると回答した人は64.2%。それは書類や捺印対応がテレワークを阻む原因となっているからと考えられます。
ハンコありきの業務を続けていては出社せずに仕事を進められるテレワークは実現しません。見積書や稟議書の承認に紙書類への捺印や回覧が必要となると、そのために出社しなければならず業務効率はかえって低下します。
どうしても捺印が必要な場合は、紙書類や印鑑を持ち出して対処することになるかもしれません。しかし物理的な移動は置き忘れや紛失が発生する可能性がありますし、情報漏洩などセキュリティリスクが高くなってしまいます。
これまでと全く同じ方法をテレワークで行おうとすると、紙資料の確認やプリントアウトの問題が出できます。出社しないと資料が手に入らない、自宅にプリンターがなくて印刷できないとなると業務に遅れが生じます。
対面で行うことが前提の打ち合わせや社内のコミュニケーションはテレワークを進める際の壁になります。現在はインターネットが普及しているので、様々なソリューションを駆使した新たなコミュニケーションが必要になります。
テレワークの導入は会議室での情報共有はもちろん、職場で同僚との他愛のない会話も無くなるためコミュニケーション不足に陥りやすい傾向にあります。それによるストレスや心理的負担をどう解消するかが課題です。
テレワークはさまざまな課題があるから止めたほうがいいのでしょうか。アドビの調査ではテレワーク経験者の8割以上が生産性向上とペーパーレス化を実感していることがわかっています。逆に考えるとペーパーレス化が実現できればテレワークの多くの課題が解決でき、業務効率がアップするとも言えるでしょう。
ここではペーパーレス化を目指す企業・自治体に向けて、有料版PDFソフトを調査。
PDFの作成・編集/加工・セキュリティといった基本的機能に加えて、安心・安全にビジネスで使っていける機能(※)を持つ“高機能”な製品の中から、企業ニーズに合わせたオススメの3製品を紹介しています。
※タイムスタンプ、電子印鑑/電子サイン機能の搭載&PDF/A、PDF2.0(ISO-32000-2)への対応
今回調査した20製品の内、ペーパーレス化に必要な機能(※1)を持つ製品の中で、最も導入コストの安いSkyPDF Professional 7。そういった機能性やセキュリティ機能、コストパフォーマンスの高さが評価され、様々な企業・官公庁への導入実績を誇ります。
Officeソフト「JUST Office」やワープロソフト「一太郎」と同じメーカーによって開発されたPDFソフト。
そういった連携ソフトから直接PDFを作成・編集できるなど、日常的に同ソフトを使用している企業にとっては、高い業務効率化が図れます。
業界内で圧倒的な知名度・実績を誇るAcrobatシリーズ。中でも同ソフトは、Photoshop、illustratorといったソフトを使用する制作現場のペーパーレス化にオススメ。ソフトの開発元企業だからこそできる、スムーズなPDF変換が期待できます。